学校保健委員会!
昨日(20日)午後からは,第3回「学校保健委員会」が開催されました。
今年は年間テーマを「学校安全」とし,年間を通して「救命法講習」「避難場所地図上訓練」「引き渡し訓練」等を行ってきましたが,今回はその総決算として,約3年前の熊本地震で被害にあい,学校が避難所となった小学校の当時の校長先生に来ていただき,「熊本地震から感じたこと,学んだこと」を演題に,お話を聞いて学ぶことにしました。
学校保健員会では最初に,健康委員会の児童がこれまで取り組んできた活動の紹介を絵や物品を使って紹介してくれました。
講演では,現在「熊本市田原坂西南戦争資料館」館長で,震災当時,熊本市の中心部にある壺川(こせん)小学校で校長をされていた中村和徳先生に来ていただきました。
熊本地震は平成28年4月14日に前震,16日に本震があったわけですが,4月に赴任されたばかりの先生は,地域の方ともそれほど顔見知りでもない中で,避難所になってしまった学校の運営に尽力されました。
先生は,子どもたちの「命と笑顔を守る」という信念のもと,教職員やPTA役員,地域の方々協力をいただきながら「こと」にあたったそうです。そして,ある程度落ち着いてから考えたことは,「一番頼りになるのは,『人の力・地域の力』である」という思いに至ったそうです。
私たちの地域もいつ何らかの災害に遭うかもしれません。いざという時のために,地域のコミュニティをより強固なものにしておく必要があると感じました。そのためには,顔と顔が近い関係を築く必要があると感じた次第でした。
御講演いただいた中村先生,本当にありがとうございました。(来年度も修学旅行でお世話になります!)